CFRP・CFRTPとは
CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)
とは 炭素繊維と樹脂との複合材であり母材に熱硬化性樹脂を用いた炭素繊維強化樹脂であるのに対し
CFRTP(Carbon Fiber Reinforced Thermo Plastics)
は 母材に熱可塑性樹脂を用いた複合材で熱可塑性CFRPとも呼ばれています。
従来より熱硬化性樹脂のエポキシ樹脂を母材としたCFRPは多く利用され、
その特性を活かし航空機分野・自動車分野・スポーツ用品等様々な分野で世界から注目を集めています。
主な特性
- 比重は鉄の約1/5
- 強度は鉄の10倍以上
- 弾性率は鉄の7倍以上
現状の課題
現在、炭素繊維複合材(CFRP)の主流はエポキシ樹脂を用いた熱硬化性CFRP成形となっています。
例) 一般的な積層+樹脂の含浸によるオートクレーブ成形
但し、(1)非量産部品向き(2)シート積層は手作業(3)成形時間がかかる(数時間)(4)高価な設備が必要
という観点より量産可能な新素材である熱可塑性CFRP(CFRTP)を使用し1分以内のプレス成形を実現できるよう
弊社では研究を行なっています。
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